くるんくるんサイクル

岩手の小さな自転車店『くるんくるんサイクル』のブログです

新城選手と 3

思い出した事書き綴ります。これ最後です。

サイクリングは60代でも10代でも年齢も男性女性の性別もなくいっしょに楽しめるスポーツ。こんなスポーツは他に無い。

フランスに行く事になったのは突然だったのでフランス語の勉強はしていない。今、自転車の世界では英語が公用語となっていて、チーム内では英語でコミュニケーションを取る。前のチームはイタリアのチームだったので少しイタリア語もしゃべれます。

ビザは沖縄本土に行かないと取れないので1ヶ月かかる。これが大変だった。


フランス語はフランスに行ってからホームステイした田舎のおばあちゃんに毎日教えてもらって覚えた。

パーレンメリダにはツールドフランスなどのグランツール完走の実績が高く評価されて4、5人目に勧誘された。その後のチームメイトは新城が入るんだったら信用できるチームだと契約してくれた人が多いと聞いています。

イタリアチームランプレメリダでの立場はプロ野球チームで言えば頼れる助っ人外人というところでした。

石垣島から本土に行くのもフランスに行くのも同じようなもの、僕は勉強が好きでは無かったから、軽い気持ちでフランスを選んだ。フランスには3ヶ月滞在の予定だったけれども、行ったらすごく楽しくて、日本に戻るときにフランスに戻る切符を買って、もう切符あるからフランスに戻らなくちゃ行けないと言ってフランスに戻った。

最初はフランスでもアマチュアだから、かかるお金は4年間大学に通ったと思ってもらって親からの支援してもらった。でも4年目にプロになれたので良かった。

自転車プロの世界には最低賃金というものがあって少ないが収入は保証される。上に行くと年俸という契約になる。基本1年なので毎年毎年が勝負となる。

今着ているジャケットもシャツもチームの支給品(これがカッコいい)スポンサーにはいろいろなメーカーがあるのでスマホもコーヒーメーカーなんかも支給品。

お酒は飲みすぎはいけないが、少し位なら嗜んでもいい。何でも飲みます。

今日はボジョレーヌーボーの解禁日だけれども、これは日本の風習。フランスには無い。フランスでは各醸造所ごとに感謝祭?などをやっているようです。

競技用自転車には決まりがあって、サドルの前後位置はBBより5センチ以上後退していなくてはいけないが、僕は小さいのでそうはいかない。なので特別な許可をいただいている。