くるんくるんサイクル

岩手の小さな自転車店『くるんくるんサイクル』のブログです

夏油HCメモ その3


夏油ヒルクライムのスタッフだから見られた情景をメモしてみました。その3
●秘密兵器●
今年で第4回を迎えた夏油ヒルクライム。第2回からは個人タイムトライアル(以下TT)を追加、第4回の今年はチームTTを試験的に開催してみました。感覚的にはとてもご好評をいただいたのではないかと思っています。しかしこのTTは初回からトラブル続発。発電機自体が会場に届かなかったり、発電機が途中で停止したりの電源トラブル。選手のスタート時間がズレたり、選手用とスタッフ用の時計表示にズレがあったりの時計トラブル。さらに出走予定の選手が早くスタートしたり、遅くスタートしたりの運用トラブルが絶えず、スタート責任者としてはそのトラブル対応でそりゃあ痩せる思いをしてきました(実際には残念かな数ミリグラムのダイエットにもなっていないが…)今年こそ完璧にしたいと思い悩んでいました。そうだ!選手のスタート時間表示をパソコンでやって選手とスタッフで共有できるような表示を!スタート時間、残時間、選手名、それにスタートのブザー音ピッ・ピッ・ピッ・ポーンも!相談したらY道さんが使えそうなアプリを探してくれ、最終的にはS林さんが自力で秘密兵器スーパータイマーを作ってくれました。これだよ、これーー!と感激して涙が出てきました(本当です)2人には感謝感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。パソコンとモニター用のテレビは言いだしっぺの私が自宅から持参。そして本番、今年は余裕だなぁ〜なんて高をくくっていたら、罠が潜んでいました。まず1番スタート、ゲスト飯島選手でそれは起きた。スタート残時間があと1分が30秒になっていたり、のっけからトラブル発生、これはスタート前に自分がにわか修正したプログラムが間違っていたのですが大事にいたらず、ホッ!それからは調子こいでハンドマイクつかんで選手にカツを入れて楽しんでいたら、中盤に第2の罠がやって来ました。選手から一声「画面消えたぞ!」自分の気持ちも真っ白に消えかかりました、が、落ち着け落ち着けと自分の心に言い聞かせ、程なく復帰に成功。その後はアナウンス係の傍についてパソコン画面を祈るように凝視していました。その後もちょっとしたトラブルは有りましたが競技は無事進行。終わるころには数キロ体重が減って(ウソです)最終走者が出たときには恍惚の表情を浮かべていたと思います(これ本当)一部の選手にはご迷惑をおかけして申し訳なかったです。この場を借りてお詫びいたします。スタッフやってるといろんな事が起こります。でも一つ一つ乗り越えて次回はもっともっと良い物にしていきたいと思う今日この頃でした。ご清読ありがとうございました。